LC475サーバーその4(メールシステム)

 前回ちょろっと紹介したCommuniGateを使ってみたところ、結構調子がよいので紹介する。

 こいつの本来の用途は、AppleTalkベースのメッセージングシステムである。オプションでSMTPやらPOPやらIMAPやらUUCPやらFAXやら、さらにはFastClassのゲートウェイまでそろっている。

 そして私が目を付けたのが、インターネットとのコネクションの柔軟性である。

 ダイヤルアップPPPによる間欠接続が考慮されていて、常時接続環境でなくてもサーバーとして機能するのである。接続スケジュールも細かく設定できて、どんな環境でもどんとこいといった感じ。こういった機能を持ったメールサーバーは案外見あたらないので貴重だ。

 サーバーとクライアントがAppleTalkベースで接続されるというのもポイント。TCP/IPの接続方法はPPPのままでクライアントが動く。

 サーバーがアプリケーションではなくて機能拡張として動いているのも特徴的だ。結構頑丈にできていて、表のアプリがエラーを出してシステムがダウンしていても平気で動いていた。

 悩みの種はライセンス料。5ユーザーのサーバーとクライアントは無料だが(!)、SMTPとPPPのゲートウェイがセットで$100だ。市販のメールクライアントのパッケージを購入することを考えたら高くないのかもしれないが、今までフリーのEudoraを使っていたので少々高く感じる。1ユーザーでの使用には贅沢なシステムなのだろうか。5ユーザーめいっぱい使用するのなら文句なし超お買い得だ。

 Communigateは結構気に入っているが、他の選択肢としてMacBSDなりをインストールしてUNIXベースのシステムにしてしまう手もある。動かしてしまうまでが手間だが、フリーウェアだけでPPP接続ダイヤルアップルーターが構築できるらしいので、魅力的だ。

 今は勉強を兼ねてトライしてみようかと真剣に考え始めているところだ。


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